ottori’s blog

書きたいことを書くだけの日記。日付がタイトルなのは、その日見た夢。

結局変わらない

今までの人生で引っ越しを6回した。しかもかなり短い期間に何度も引っ越しをした。そして、今自分がしみじみ思うことは、やはり生まれ育った土地が一番良かったように思う。そこは、いわゆるニュータウンと呼ばれる郊外にある新しく開発された住宅街なのだが、それに加え大型のモールやらなんやらがも在り、とてつもなく便利な街である。土地の広さも十分あり、一つ一つの店が大きいし、住宅街も計画されたもののようだし、ごみごみしている印象が全く無い。子供にとっては、広い公園もあるし、友達の家に一人で遊びに行くこともできる距離感でとても心地が良いと思う。少し行けば、ちょっとした買い物もできるし、遊ぶ所もある。そんな感じで、子供の頃にいたあの街が自分にとってのベストタウンである。

 

しかし、高校に入ったあたりから少しその街にも不満が出始めた。買い物をするには、あまりにファミリー向けのお店ばっかりだったし、若者向けの店はあまり無かったから。しま○らやアベイ○、パシ○ス、西松○、住宅展示場、カーディーラー、など、高校生が行行ったら場違いな所ばっかだった。そんなだから、高校で出会った人達の地元が都会に近かったりすると、とても羨ましかった。何がそんなに羨ましかったのか、今は正直思い出せないけど、ただ家が都会に近いだけで、きらびやかに見えたのだ。自分の地元を教えると、田舎だね、と言われることが多かったから、尚の事都会への憧れがあった。

 

その時、なぜそう思っていたのか、今になってはっきりとわかる。電車という交通手段でしか行けないから、都会がすごい遠くて手の届かないものだと思っていたから。電車で行けるし、長時間かかるわけでもないけど、それが細い繋がりに感じた。いま、車を持って、行こうとすれば行きたいときに行けるから、それがすごい近くにあると感じれる。それに、何度も引っ越しをしてそれよりも遥かに交通の便が悪いところにいたこともそう感じさせる要因だと思う。

 

そんな訳で、地元に戻りたいです。どうにかしてください。人事の人。